2024年度 決算詳報④ 三菱UFJニコス

営業収益は3256億円と、268億円の増収だった。過去3年間の増収額の推移を見ると、2022年度は112億円、23年度は228億円、24年度は268億円と、トップラインの成長が年々強まっていることが分かる。カードショッピング収益、信用保証収益を中心にトップラインを引き上げた。一方、営業費用は3242億円と、255億円増加した。業容拡大に伴う一般経費が152億円増加したのが主因。営業利益は14億円と、12億円の増益に。経常利益も15億円と、13億円の増益だった。

カードショッピングの成長で268億円の増収に

営業収益は3256億円と、268億円の増収だった。

主力事業のカードショッピング収益は2048億円と、100億円の増収に。

カードショッピング取扱高が17兆5080億円と、10.1%増加しており、3期連続で2桁の伸長率を確保した。

このうちイシュイング取扱高は6兆3017億円と、4.6%増加した。

新規会員獲得が堅調に推移したのに加え、ポイントをフックとしたキャンペーンを継続的に打ち出したことで既存会員の利用促進が図れた。

三菱UFJ銀行のアプリを起点に預金口座開設と同時にカード入会に誘導する導線を築いてきたほか、銀行の店頭でタブレットを用いた入会申込を推進したが、これらのチャネルでの獲得が進み、旗艦商品である三菱UFJカードの新規獲得会員数は前年度の1.8倍の水準になった。

同カードの利便性や利得性に対する認知度が高まったことに加え、AI活用し不正検知の精度を高めるなど、安全・安心なサービスの向上に取り組んできたことが、新規獲得会員数の増加につながったと見る。

利得性向上の要となっているのが三菱UFJカードの個人会員を対象とした「いつものお店でポイント優遇」で、特定加盟店での利用分について、1カ月の利用金額1000円ごとにたまる基本ポイント(1ポイント=0.5%相当)にスペシャルポイントが10ポイント(5%相当)上乗せされる仕組みだ。

これをベースに、24年度は、参加登録の上、各種条件を達成すると上乗せされるポイントと合わせると、最大15%相当のグローバルポイントを還元する優遇特典を8月から提供した。

また、特定加盟店に、くら寿司、スシローと14のスーパーマーケットチェーンを加え、優遇特典を強化した。

25年度に入ってからだが、6月2日に「新ポイントアッププログラム」をリリース。

特定加盟店を7ブランド追加し、30ブランドに拡充するとともに、特定加盟店でのカード利用でたまるポイントを最大5.5%から7%に引き上げた。

加えて、条件達成で上乗せされるポイントを最大13%に引き上げ、合わせて最大20%相当のグローバルポイントを還元するよう、優遇特典をさらに強化した。

また、同日、たまったポイントをVisaのタッチ決済で使えるモバイル決済アプリ「グローバルポイント Wallet」の提供を開始しており、ポイントの利便性を高めた。

ショッピングリボ分割残高は4.0%増加し、3477億円に拡大した。ファイナンス残高は674億円と、5.5%減少したが、リボ分割とファイナンスを合算した残高は2.3%増加している。

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