2024年度 決算詳報⑥ 消費者金融会社
大手消費者金融会社大手2社(アコム、SMBCコンシューマーファイナンス(以下、SMBCCF))は共に...

24年度は公共交通機関をタッチ決済で利用できる「stera transit」(以下、ステラトランジット)の導入事業者が拡充したことも特筆される。24年度は近畿圏や首都圏の大手鉄道会社での導入が進み、25年3月時点での導入事業者(導入決定済みを含む)は41都道府県、175事業者に達した。25年度末には42都道府県、230事業者まで拡大する見込みだ。
旧SMBCFSの個別信用購入あっせんや集金代行等からなるその他取扱高は19兆2684億円で、6.8%増と堅調だった。特にショッピングクレジットが2桁の伸長率を見せたが、以前から好調な通販に加え、パソコン関連が好調だった。
営業費用は9824億円と、1966億円増加した。営業費用の大幅な増加は業容の拡大に伴う部分もあるが、三井住友カードとSMBCCFで利息返還損失引当金繰入額を1415億円計上したのが主因ともいえる。SMBCCFでは24年度の利息返還額に対し10年分以上の引き当てを行っており、負の遺産を払しょくするための一過性のコスト増といえる。
この結果、営業利益は143億円の損失となった。経常利益、当期純利益はそれぞれ、786億円、643億円の損失だった。
月刊消費者信用2025年7月号掲載
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