債権管理・回収のDXに挑戦するアプラス
アプラスは2021年4月にロボットコールを導入したのを起点に、債権管理・回収業務の効率化、顧客の利便...

トワライズは「スコアリング判定」と「規程・規則等判定」の二つの与信システムを構築し、両システムを連携させることで、与信判定を自動化することにした(図表)。

スコアリング判定は属性情報、契約内容、信用情報などを基に、それぞれの評価項目について信用度を点数化する仕組みだ。評価項目として何を用いるか、どう点数化するか、各評価項目のウエート付けをどう行うかは会社によって異なるが、消費者信用業界ではほとんどの会社がスコアリングモデルを運用し、与信判定を行っているといえるだろう。
特許公報によると、トワライズの場合は、年齢、家族構成、勤続年数などの属性情報、返済回数などの契約内容、外部の信用情報や社内情報に基づく照会件数や契約件数、返済履歴などの取引実績を評価項目として、それぞれの評価項目ごとにスコアを算出。合計の信用スコアがあらかじめ設定したボーダーラインに達しているかどうかで適否を判定する。
ボーダーラインに未達の場合は、その時点で与信不可の決裁が自動的に出される。ボーダーラインに達している場合は、もう一つの規程・規則等判定の与信システムに自動連携される。
規定・規則等判定は、文字通り、トワライズの規程・ルール、法令等の規制・規則等との整合性、社会通念などの要素を加味して、適否を判定する与信システムだ。
規定・規則等判定ではまず、与信不可条件に合致していないかどうかを自動判定する。与信不可条件とは、例えば申込者がトワライズに別の債務があり延滞が発生している、社内外に3カ月以上の長期延滞が発生しているなどの条件が設定されており、与信システムが個々の与信不可条件に抵触しないかどうかを確認していく。
与信不可条件の全ての条件について適否判断を行った結果、いずれかの条件に該当する場合は与信不可の決裁が自動的に行われる。
いずれの与信不可条件に該当しなかった場合は、次のステップに進み、自動判定除外条件に該当しないかどうかのチェックが行われる。
言い換えれば、与信判断上、何らかの懸念材料があれば、与信システムによる自動判定は行わずに、人による個別判断を行うマニュアル決裁のステップに進むことになる。
自動判定除外条件としては、申込者の実在確認が必要な場合、3カ月以上の延滞ではないが支払が不安定な場合、申込金額が与信決裁権限を超えているなど社内規程を超過している場合、支払可能見込額を超えているなど規制・規則に適合しないおそれがある場合、高齢者や若年者等からの申込み、購入数が適量を超過している場合などが設けられている。
マニュアル決裁では、さまざまな要素を加味して、決裁者が個別に判断する。裏付け調査によって申込者の実在確認を行ったり、申込みの妥当性を見極めたりする。
過量販売の懸念がある場合は、購入動機、必要性・妥当性、申込者の判断能力などの確認を行う。支払可能見込額を超過する場合は、預貯金などを確認し返済資力が十分あるかどうかを確認する。その上で、決裁者が可決・否決を判断する。
一方、与信システムで与信不可条件にも自動判定除外条件のいずれにも該当しなかった場合は、正常の申込みであると判定され、与信可能=可決と自動決裁される。
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