決済処理額を19年で100倍超に拡大させたGMOペイメントゲートウェイ成長の軌跡

GMOペイメントゲートウェイ(以下、GMO-PG)の決済処理額(連結ベース)は2004年9月期の1200億円から、23年9月期の14.9兆円へと、19年間で124.2倍に拡大した。05年の上場から18年連続で増収増益を続けており、高い成長力を誇っている。この成長力の源泉はどこにあったのか。GMO-PGのサービスやソリューションの開発のプロセスを探りながら、創業から14年までの第1フェーズ、14年から22年までの第2フェーズ、そしてコロナ禍を経てからの第3フェーズに分け、成長力の秘密を探った。

二つの会社のノウハウを融合し競争力を確保

GMO-PGの前身である「カード・コール・サービス」は1995年3月に設立された。いまでいう決済代行事業を専門に行う会社だった。

その後、インテグラン、エムティーアイが株式を取得したほか、2000年11月に社名を「カードコマースサービス」に変更するなどの変遷を経た後、04年9月にグローバルメディアオンライン(現GMOインターネットグループ)が株式を取得し、GMOインターネットグループ入り。05年2月に現在の社名となった。

この間のトピックスとして、00年4月に、現在も代表取締役社長を務める相浦一成氏が代表取締役社長に就任したことを挙げておく必要もあるだろう。

相浦社長のリーダーシップの下、GMO-PGは決済代行事業を急成長させるだけでなく、金融関連事業や決済のプラットフォーム事業を展開する事業体へと発展してきたからだ。

同社の企業価値創造戦略統括本部IR部の戸澤宏文執行役員・部長は、「相浦社長の就任から、当社の歴史が実質的に始まったといってもよい」と振り返る。

04年11月にカードコマースサービスが、GMOインターネットグループの一員だったペイメント・ワンから、カード決済事業の営業を全て譲り受けたことも転機となった。

ペイメント・ワンの代表取締役最高経営責任者だったのは、現在GMO-PGの取締役副社長・企業価値創造戦略統括本部長を務める村松竜氏で、この事業譲渡に伴い、村松氏がGMO-PGの経営陣に加わった。

事業者サイドの決済処理業務に関する知見の豊富なカードコマースサービスと、ECの決済代行業を展開していたペイメント・ワンのリソースが融合することで、「競争相手と比べ、より広いソリューションをラインアップできるようになった」(戸澤執行役員)からだ。

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