MUFGが富裕層向けサービスとデジタル相続プラットフォーム構想を発表/個人金融資産の粘着性を高め、LTVの極大化を目指す

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相続の情報整理と対策を支援するデジタルプラットフォーム

もう1つの新サービスである、「エムットそうぞく」は、相続の情報整理から具体的な備えまでを総合支援するデジタル相談プラットフォーム。エムットの4つの領域の「つなぐ」の領域のサービスだ。

高齢化により、認知症患者や年間死亡者数が年々増加する中、認知症や相続に対する備えは誰にとっても身近な課題になっているが、専門知識がないために、必要な対策が後回しになりがちで、相続に伴う家族の負担が大きくなる場合が多い。

だが、従来の相続対策は書面・対面・専門家への相談が中心だったため、手続きが複雑で、相談時の費用が高額になるなどの問題があった。家族の死に関わることなので、家族で事前に相談しにくいという心理的なハードルもある。

そこで、エムットそうぞくは、生前の早い段階から家族で相談しながら、デジタル・リモートで、無料で対策を始められるプラットフォームを提供する。遺産分割協議を経ずに預金の継承ができるようにもする。

生前に指定すれば、銀行に預ける資産の受け取りをスムーズに

エムットそうぞくは「家族共有ノート」「もしもの口座バトン」「もしものたくす合鍵」の3つのサービスからなる。

家族共有ノートは家族に伝えておきたい情報や思いを記録できるもので、「整理編」では介護や葬式、墓に関する希望、財産や契約について、家族が困らないようにするための情報を整理することができる。家族との対話記録も残せる。

「相談編」では、よくある家族の困りごとや対策事例をまとめたコラムを読みながら、家族で話し合ったほうがよいテーマを設定したり、対応方針を選んだりすることができる。

もしものたくす合鍵は体力の衰えや認知症などにより、資産管理が難しくなった場合の財産管理と資産承継を信託により備えられるサービス。指定された代理人がスマホアプリで信託金の払い出し請求をすることなどが可能になる。

もっとも注目されるのは「もしもの口座バトン」だろう。オンラインで生前に受け取る家族と受け取り割合を指定し、電子契約を締結しておけば、三菱UFJ銀行に預けている資産に関しては、相続発生時に遺産分割協議を経ることなく、受け取り手続きに進めるため、相続時の家族の負担を軽減できる。

2027年度以降はAIエージェントによる伴走支援、非対面による相続手続き代行、相続手続きの期日・Todo管理などのサービスを順次追加していく。

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