リテール金融白書2026年版/主要企業の決算概況/三菱UFJニコス(2026年3月期)
三菱UFJニコスの2026年3月期(以下、2025年度)の連結業績を見ると、営業収益が288億円増加...

三菱UFJフィナンシャル・グループ(以下、MUFG)は5月27日、「リテール戦略発表会」を開催し、6月2日に新しいサービスブランド「エムット」をリリースすると発表した。同時に、インターネットバンキング「三菱UFJ銀行アプリ」をリニューアル。三菱UFJカードや三菱UFJeスマート証券の新規申込や残高表示ができるようにするほか、ウェルスナビやバンドルカードなどのサービスにシームレスにアクセスできる機能を実装する。また、三菱UFJニコスが新ポイントアッププログラムをスタートし、最大20%還元を実施する。2026年度にはデジタルバンクを設立し、グループ共通ポイントとしてエムットポイントをスタートするなど、リテール戦略をさらに強化する考えを示した。
MUFGの新しいリテール戦略は楽天グループやPayPay(以下、ペイペイ)、NTTドコモやKDDIなどの通信キャリア系の企業が展開し、さらに三井住友フィナンシャルグループも乗り出している、スマートフォンのアプリを起点に、さまざまな金融・非金融サービスへシームレスな導線を築き、ポイントをインセンティブとして各種サービスをクロスセルする経済圏の構築を、MUFGも目指していくことを表明したものといえる。
傘下に置いてきた企業のサービスにシームレスにアクセルできるアプリを提供し、サービス群を一体として認知してもらうため、あるいは経済圏のイメージを確立するために、エムットという新ブランドを立ち上げた。
エムットは「MUFG」「みんな(MINNA)」「マネー(MONEY)」の頭文字のMをモチーフとしたブランドで、「お金のあれこれ、まるっと。」をスローガンとしており、最近「丸ごと」「全部まとめて」といった意味合いで使われることのある「まるっと」という言葉の意味を@(アットマーク)の視覚的なイメージに重ねて、エムットというブランドにした。