三井住友カードが最上位券種「Infinite」の募集を開始

三井住友カードは2025年9月29日、「三井住友カード Visa Infinite」(以下、インフィニット)の募集を9月30日に開始すると発表した。インフィニットの年会費は9万9000円(税込み)で、同社においてこれまで最上位券種だった「三井住友カード プラチナ」(年会費5万5000円)を超える、新たな最上位券種を投入した形だ。継続利用特典の基準が年間利用額400万円ないし700万円に設定されていることから、ターゲットは富裕層に限定しているわけではなく、世帯消費額が比較的多い層やカード決済比率の高い層を幅広く対象にしていると見られる。このため、招待制ではなく一般申込が可能なカードとした。新カードはポイントの高還元による利便性・経済価値と共に、プレミアムカードのステータス性・体験価値の両方を追求することで、他のカードに対する比較優位を確立する。

限度額の大きなカードに対するニーズに対応

三井住友カードは6月に発表したSMBCグループとSBIグループの業務提携の一環として、Olive(以下、オリーブ)において、決済サービスと資産運用サービスをアップグレードした「Olive Infinite」の提供を2026年春に開始し、決済サービスについては、Visaの最高ランク「Visa Infinite」(以下、Visaインフィニット)を日本で初めて採用する構想を打ち出したが、今回募集を開始したインフィニット(画像)はナンバーレスシリーズのラインアップの一つとして発行するもの。

Visaインフィニットを採用するカードという点では、インフィニットが先行した形となった。なお、オリーブと一体となった「Olive Infinite」は、来年5月にリリースする予定で、9月30日から26年4月30日まで、リリース事前キャンペーンを実施する。

三井住友カードの伊藤亮佑執行役員マーケティング本部本部長は、インフィニットを発行した背景として富裕層の増加と国内キャッシュレス比率の拡大の二つの変化を挙げた。

野村総合研究所によると世帯純金融資産保有額が1億円以上の世帯数は21年の148.5万世帯から、23年は165.3万世帯に増えた。富裕層の純金融資産総額も同期間に364兆円から469兆円へと、2年間で28.8%増加した。キャッシュレス比率は17年の約21%から24年は43%へ、倍の水準になった。

仮に年間支出が2000万円の世帯をモデルに考えると、年間のカード利用額は2000万円の21%である420万円から860万円に増えたことになる。

伊藤執行役員は「純金融資産が増え、キャッシュレス比率が高まったことにより、いままで以上に限度額の大きいカード、それに見合ったサービスが求められるようになった」と考え、インフィニットの発行に踏み切ったという。

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