2025年版 クレジット産業白書③ デビットカード市場

Visaの発行枚数は2800万枚に

さて、図表1でデビットカード市場の動向を見ると、24年度の決済額は前年度比20.8%増の伸長を見せ、4兆6380億円と初めて4兆円台に乗った。暦年ベースでも、4兆4047億円と4兆円を突破した。

日銀が決済動向でデビットカードを取り上げるようになったのは、19年4月から。キャッシュレス推進協議会によるコード決済の動態調査は20年6月に18年と19年の実績が発表されたのが最初だが、二つの統計が出そろった19年以降、デビットカードの伸長率はコード決済に次ぐ高さを維持してきた。

19年から24年までの5年間の年平均成長率は、コード決済が75.5%。

対してデビットカードは20.8%。成長力という点ではコード決済にはかなわないが、キャッシュス化の大きな流れの中で、着実に市場を拡大してきた。

電子マネーが減少傾向を見せていることを考えると、数年で電子マネーを抜き、第三のキャッシュレス決済のポジションを獲得する可能性がある。

デビットカード市場の成長を支えているのはやはり、ブランドデビットの普及だろう。若年層は銀行口座開設時にデビットカードを保有し、デビットカードでキャッシュレス決済デビューするケースが多い。

国際ブランドのVisaによると、日本におけるVisaブランドのデビットカードの発行枚数は25年6月末現在で前年同期比300万枚増加し、2800万枚に達した。

図表2はブランド別の発行銀行の一覧だ。

Visaの発行銀行(資金移動業のRevolutを含む)は昨年より1行減少し、40行となったが、これは愛知銀行と中京銀行が合併したため。実質的には増減なしだった。JCBはトモニホールディングスの徳島大正銀行と香川銀行が加わり、42行となった。

月刊消費者信用2025年9月号掲載

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