2024年度 決算詳報⑤ 流通系カード会社
流通系カード3社(クレディセゾン、イオンフィナンシャルサービス、ポケットカードの2024年度決算は、...

2024年のコード決済市場は18兆6551億円と、前年比25.6%増加した。18~24年の6年間の年平均成長率は119.9%と、驚異的な成長を続けてきた。クレジットカードや電子マネーのシェアを奪う形で、年々、存在感を高めつつある。コード決済の主な担い手は、コード決済や自社アプリを起点とし、独自の経済圏の構築に注力している。LINEヤフーは「PayPayは決済アプリからデジタル金融プラットフォームを目指す」と宣言した。主要コード決済の実績をまとめてみた。
コード決済の市場規模については、キャッシュレス推進協議会の「コード決済利用動向調査」が参照されている(図表)。

コード決済から撤退する事業者もあり、調査対象の事業者(決済サービス)は入れ替わってきた。
このため、各年の数値には連続性がない部分もあるが、主要プレーヤーの実績が集計されているので、コード決済市場の成長力を見る上で問題はない。
なお、コード決済にはクレジットカードやデビットカードを紐付けて、クレジットカード等決済で残高を入金する、あるいは直接クレジットカード等で決済処理するスキームがある。
この場合、クレジットカードとコード決済の両方の統計に計上される。
このため、経済産業省は図表中の「うちクレジットカードからの利用」分を差し引いた額をコード決済の市場規模としているが、本誌ではその分も含めて、コード決済の市場規模として実績を紹介する(キャッシュレス決済の合計額を求める際には、重複部分を控除する)。
2024年のコード決済市場は18兆6551億円と、前年比25.6%増加した(クレジットカード等との重複分を除くと13兆5280億円、24.1%増)。
18~24年6年間の年平均成長率は119.9%と、驚異的な成長を続けてきた。実店舗での決済金額の集計が22年から始まったが、実店舗決済比率は22年79.2%、23年80.9%、23年79.6%と80%前後で推移している。
コード決済が利用できるEC加盟店は増えているが、ネット比率は高まっていない。
店舗利用件数は115億1376万件で、23.0%増加した。
決済金額ベースでのコード決済のシェアは13.2%だった。だが、件数ベースのシェアを見ると、29.6%と約3割を占めている(クレジットカードについては、日本クレジット協会のクレジットカード動態調査の契約件数を使用)。
クレジットカードは52.2%で、キャッシュレス決済件数の過半を占めるものの、少額決済領域においてはコード決済のプレゼンスが高まっているといえるだろう。
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