ジェーシービーがプレミアムカード向けサービスを次々に投入
ジェーシービー(以下、JCB)は、2025年度に入ってから、「JCB プレミアムカード」(以下、プレ...

しかし、別の見方をすると、クレジットカード市場はコード決済市場よりも大きな成長を遂げてきたことが分かる。図表3は四つのキャッシュレス決済手段につき、決済額の年間増加額の推移をまとめたものだ。

24年クレジットカードの取扱高は前年比で11兆1652億円増えた。対して、コード決済の増加額は3兆8056億円だった。クレジットカードの年間増加額は、コード決済の2.9倍だ。
新たに開拓したマーケットの大きさという観点から見れば、クレジットカードはコード決済をしのいでいる。
コロナ禍の影響がはっきりと現れた20年、クレジットカードの増加額は1兆265億円にとどまった。コード決済は3兆797億円増え、クレジットカードを上回った。だが、21年にはクレジットカードの増加額は6兆5597億円に回復。コード決済の3兆1484億円の約倍の伸長を見せた。
22年から24年までの3年間、クレジットカードの増加額は11~12兆円で推移。3~4兆円台で推移するコード決済の3倍程度の増加額を維持してきた。
19年から24年の5年間で、キャッシュレス決済額は59兆1563億円増えた。このうちクレジットカードの増加額43兆4613億円が73.5%を占める。コード決済の増加額は17兆6943億円で、29.9%だった。
キャッシュレス決済の普及、キャッシュレス決済市場の拡大という点では、コード決済よりもクレジットカードのほうが貢献度は高かったといえる。
その他、図表4に主要各社のリボ・分割残高を、図表5にクレジットカードの不正利用の推移を、図表5に主要企業のカード取扱高ランキングを示した。



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