クレディセゾンが目指す新富裕層ビジネス

感動体験を提供するブラックカードの付加価値

クレディセゾンは自社の富裕層ビジネスの事業理念を「世界の新富裕層(キャッシュフローリッチ)が“Amazing”と驚く日本を代表する富裕層ビジネス企業となる」と定義。

年会費24万2000円(税込み)のブラックカード「セゾンダイヤモンド・アメリカン・エキスプレス・カード」(以下、セゾンダイヤモンドAMEX)を基軸に、「これからの日本を支える『“新富裕層/新富裕層経営者”』のあらゆるニーズにお応えしながらビジネスをする」ことを基本方針として掲げた。

クレディセゾンのコアターゲットは金融資産1億円以上の新富裕層(キャッシュフローリッチ)だ。また、既存会員のうち推定金融資産5000万円以上の準富裕層もターゲットとする。

クレディセゾンの会員のうち、準資産層以上の顧客は10万人以上いると推計する。また、専業主婦などマス層と位置付けられているが、住所などのデータとマッチングすると富裕層である可能性が高い「隠れ富裕層」も約10万人おり、約20万人にリーチできる体制が整っていると見る。

クレディセゾンの富裕層ビジネスのコンセプトは「富裕層の“愉しい”をビジネスにする」で、これはセゾンダイヤモンドAMEXのコンセプトでもある。

食、旅、外出、アート、ゴルフ、ワイン、カラーダイヤモンド、資産運用、相続、不動産、不動産ローン、健康、美容、教育、オークション、ショッピング、住空間、スーパーカー、チャリティーの19のサービスカテゴリーと、確約、優先、先行、限定、貸し切り、非日常、未公開、時間節約、情報、ストーリーの10の富裕層キーワードの組合せで、これまでにない付加価値を提供する。

セゾンダイヤモンドAMEXのサービスの多くは専用アプリと会員誌「PEAK LOUNGE」を通じて提供されているという。

予約困難レストランの予約といった固定サービスもあるが、セゾンダイヤモンドAMEXの真骨頂はやはり、19のカテゴリーと10のキーワードを組み合わせた感動体験の提供にある。

例えば、旅と非日常の組合せでは、気球型成層圏宇宙船「ネプチューン」を利用した宇宙旅行、アンコールワットを貸し切ってのディナーパーティーなどを企画してきた。

また、天空の森、MOKU ISESHIMA、ENOWA YUFUINなど日本のラグジュアリーリゾートを案内することにも力を入れている。ジェット機、ヘリコプター、クルーザー、居住用不動産、投資用不動産、カラーダイヤモンドなど富裕層商材の案内も行う。大和証券の投信やスルガ銀行の資産管理法人向けの不動産ローンなどの資産運用商品も紹介する。

ゴルフコンペやガラパーティーなどのイベントも開催する。

これまでのサービス開発を通じて、岸田部長は、「日本国内の富裕層ニーズに対しては、相当のレベルで応えられるコネクションを構築できている」と自負する。

こうしたサービスの企画・運営、案内は岸田部長を含めた6名のセゾンダイヤモンドAMEXの営業メンバーとカードデスクのメンバー9名で行われている。

富裕層ビジネス事業者とのパートナーシップによる外販を基本戦略とし、富裕層の動的・静的情報をデータベース化し、最適な商品・サービスを最適なタイミングで提案・提供することで商品価値を高め、収益性を向上させるプレミアマイゼーション戦略を展開している。

月刊消費者信用2025年6月号掲載

リテール金融オンラインとは

リテール金融オンラインは、キャッシュレス決済や消費者金融などに関する主要企業の事業戦略や行政動向など、最新の情報を提供します。

初めての方はこちらをご覧ください。初めての方はこちらをご覧ください。
会員限定

限定記事の閲覧には、会員登録が必要です。
ご登録の上、ご覧ください。

FREE

どなたでも自由にご覧いただけます。
会員登録なしで、気軽にお楽しみください。

人気ランキング

X公式アカウント

最新情報などを配信中!!