Visaがトークンを利用する「クリック決済」を日本で導入

Eメールアドレスを基にカード会員の情報を連携

次に、実際にクリック決済を利用する際のUI/UXを見てみよう。まず、初めてクリック決済を利用する場合は、カード会員はEC加盟店のサイトで、クリック決済に登録したEメールアドレスを入力する。

すると、EC加盟店からVisaのクリック決済サーバーにEメールアドレス情報が送られ、当該Eメールアドレスが登録されているかを照合する。

該当するEメールアドレスの登録があれば、登録されているカード情報(下4桁以外はマスキング)がEC加盟店サイトに表示されるので、カード会員は決済するカードを選択してクリック決済のボタン(写真1、2)をクリック(タップ)する。

これで、カード決済は完了する(実際のUI/UXはEC加盟店がUI/UXをどう設計するかによって異なる場合がある。一部はEメールアドレスではなく、携帯電話を利用するケースもある)。

写真1

写真2

Eメールアドレスを入力するのは、Eメールアドレスをクリック決済のIDとして利用し、Eメールアドレスに紐付いたカード情報の一部をEC加盟店に連携するためだといってよい。

第三者が他人のEメールアドレスを入力することも考えられなくはないので、Eメールアドレスや携帯電話番号にメール・SMSでワンタイムパスワードを送り、多要素認証する場合もあるという。

クリック決済がUI/UXの観点から優れているのは、初回時にEメールアドレスを入力すれば、2回目からは決済するカードを選択し、クリック決済のボタンをクリックするだけでよい点だ。

これはクリック決済の初回利用時にクッキー(識別ID)がブラウザに発行されるので、ブラウザに保存されたクッキーによって、カード会員を特定できるようになるからだ。従って、初回時と異なるEC加盟店で購入する場合でも、原則Eメールアドレスの入力は不要だ。

ただし、初回時と異なるデバイス(パソコンやスマートフォン)を利用する場合や利用環境によっては2回目のネットショッピングでも、Eメールアドレスを入力する必要がある。

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