日本の富裕層向けカード市場を開拓したLUXURY CARDの戦略

日本航空との提携カードを発行

こうした手作りともいえるラグジュアリーカードのサービスは、会員から厚い支持を獲得してきたわけだが、大手企業が自社の顧客向けサービスに、ラグジュアリーカードのサービスを取り入れようとする動きが出てきた。

日本航空が8月1日に発行受付を開始した「JAL Luxury Card」(以下、JALラグジュアリーカード(写真2))と「JAL Luxury Card Limited」(以下、同リミテッド)がそれだ。

年会費はJALラグジュアリーカードが24万2000円(マイル還元率1.25%)、リミテッドが59万9500円(マイル還元率1.5%)で、国内最高峰の年会費だ。

JAL CARDには「プラチナ」(年会費3万4100円)、「プラチナ Pro」(同7万7000円)というプレミアムカードがあったが、富裕層向けのラインアップがなかったことから、ラグジュアリーカード、アプラスと提携し、よりハイスペックなモデルを加えることにした。アプラスは両カードのイシュイングを行う。

新しいカードはラグジュアリーカードにとっての、提携カードといえる。

サービスは日本航空が独自に提供するものとラグジュアリーカードが提供するものがあるが、日本航空が自社の富裕層顧客に対するサービスとして、ラグジュアリーカードが提供する価値がふさわしいと認めたことを意味する。

実は、ラグジュアリーカードは先に、日高軽種馬農業協同組合北海道市場の協力のもと、馬主向けのカードを世に出しているが、JALラグジュアリーカードは初めての本格的な提携カードといえるだろう。

児玉CDMOは「富裕層をターゲットとするさまざまな企業と提携していきたい」と提携カードビジネスの拡大に期待を寄せる。ラグジュアリーなブランドを持つ企業とのタイアップによって、ラグジュアリーカードの会員基盤はますます広がっていくだろう。

月刊消費者信用2025年10月号掲載

リテール金融オンラインとは

リテール金融オンラインは、キャッシュレス決済や消費者金融などに関する主要企業の事業戦略や行政動向など、最新の情報を提供します。

初めての方はこちらをご覧ください。初めての方はこちらをご覧ください。
会員限定

限定記事の閲覧には、会員登録が必要です。
ご登録の上、ご覧ください。

FREE

どなたでも自由にご覧いただけます。
会員登録なしで、気軽にお楽しみください。

人気ランキング

X公式アカウント

最新情報などを配信中!!