2025年版 クレジット産業白書① キャッシュレス市場
2024年にキャッシュレス決済比率が40%を突破し、新しい課題設定が急務になっている。キャッシュレス...

図表2は各国際ブランドの24年(24年12月期。JCBのみ25年3月期)の実績をまとめたもの。

取扱高はパーチェシング(カードショッピング)とキャッシュ(ATM等による現金引き出し)の合計額。
銀聯は中国経済の低迷を反映し、取扱高を減らしたが、他の国際ブランドは堅調に推移した。地域別の実績を公表しているVisa、マスターカードの取扱高を見ると、Visaのアジア・太平洋だけが減少した。
図表3はVisaとマスターカードのクレジットとデビットの取扱高(キャッシュを含まないペイメントの取扱高)と決済件数を全世界・アメリカ・その他の別で整理したもの。

コロナ禍により経済の先行きが不透明になったことで、クレジットカードからデビットカードへのシフトが生じたことから、その後の推移が注目されていた。
そこで、Visaの全世界のデビットとクレジットの取扱高を比較すると、20年にデビットがクレジットカードを上回り、21年にはその差が拡大したが、22年には再びクレジットカードがデビットを970億米ドル上回った。
だが、23年にはその差が縮小。24年はデビットが6兆7940億米ドルと、クレジットの6兆6380億米ドルを再び上回る逆転現象が起きた。
アメリカでは20年にデビットが逆転して以来、デビット優勢が続いている。
21年はデビットとクレジットの差は4000億米ドルに広がったが、22年には1500億米ドルに縮小した後、次第に広がっており、24年には1750億米ドルの差になった。
月刊消費者信用2025年9月号掲載
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