提携カードの新機軸――オリコの「Neos Business Card」

菓子・食品卸のタジマヤが導入第1号に

ネオスビジネスカード(図表)の導入第1号になったのは、菓子・食品・飲料の卸売業を営むタジマヤだ。

タジマヤはバイヤー企業に会員証アプリ「C&C タジマヤ公式アプリ」を提供しており、同アプリにバリューウォレットを活用した独自ペイ「Tajica」(以下、タジカ)の機能を実装していた。

今回、オリコがタジマヤのバイヤー向けにネオスビジネスカードの発行を開始したことで、バイヤーはネオスビジネスカードで決済しタジカにオンラインで入金することが可能になった。

これまで、業務用酒販店を例にして、ネオスのデジタルソリューションを説明してきたが、タジマヤは業務用酒販店と異なり、首都圏を中心に多くの店舗を構えている。

バイヤーがタジマヤに来店し、仕入れを行い、店頭で決済する形だ。

オリコは「タジマヤは年商約370億円(24年11月期)と事業規模が大きく、多くのバイヤーとの取引があり、タジマヤの店頭でネオスビジネスカードを推進しやすい」(渡辺部長)点を考慮し、タジマヤにネオスビジネスカードの導入を打診した。

タジマヤでは上得意先のバイヤーが月に一度数百万円の現金を持参してタジマヤに預け、そこから代金を差し引いてもらうという、昔ながらの決済をしているケースもある。

ただ、それでは管理が大変なので、タジマヤではプラスチック製のプリペイドカードとアプリ版のタジカを発行してきた。

カード式のタジカの場合は、バイヤーはレジで入金してから使うことになるが、BtoB決済は単価が高いので、やはり何十万円、何百万円という現金を持参して入金する必要がある。

バイヤーがネオスビジネスカードに入会すれば、カードによるオンライン決済で入金できるので、多額の現金を持参する必要がなくなり、盗難紛失のリスクを解消することができる。タジマヤも決済に係る業務負担を削減できる。

ポイント付与が入会のインセンティブに

ネオスビジネスカードはオリコカードのポイントサービス「暮らスマイル」のプログラムが適用される点は、バイヤー企業にとっての魅力の一つだ。

カードショッピングの利用につき、1000円で5円相当の1暮らスマイルが付与される。また、ボーナス加算ポイントがあるので最低還元率は0.6%となるが、決済単価が高いので、たまるポイント数は大きい。仮に月平均500万円の利用があれば、年間36万円相当のポイントを獲得できる。

ポイントプログラムは、より多くのバイヤーがネオスビジネスカードを保有するためのインセンティブになるはずだ。

ネオスビジネスカードの年会費は、初年度は無料だが、次年度以降は3300円(税込み)が必要になる。だが、「付帯サービスとして空港ラウンジサービスが付いていることを考えると、格安な年会費」(崔チェ憲ホン秀スカード営業部課長)といえるだろう。もちろん、これは飛行機で出張する機会が多い、個人事業主や法人代表者に快適な出張体験を提供するためのサービスだ。

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