感動体験を提供するプレミアムカードの先駆者ダイナースクラブ

感動体験を提供するプレミアムカードの先駆者ダイナースクラブ

三井住友トラストクラブが発行するダイナースクラブカードは、日本の汎用クレジットカードの草分けであるばかりでなく、プレミアムカードが日本に普及する礎を築いてきた存在といえるだろう。現在のように、高額年会費のカードが会員基盤を広げ、希少な体験の提供を重視したサービスを強化している状況は、ダイナースクラブにとって、老舗が新興勢力を迎え撃つようなものなのかもしれない。では、プレミアムカードの大競争時代において、ダイナースクラブカードは競争優位をどのように築こうとしているのだろうか。ダイナースクラブカードの戦略を探った。

プレミアム市場の競争環境の変化

活況を呈するプレミアムカード市場の現状を、ダイナースクラブはどのように受け止めているのだろうか。

三井住友トラストクラブの石田講平カード企画本部長兼イシュイング企画部長は、プレミアムカード市場の動きを以下のように総括する。

「プレミアムカードの年会費を上げ、サービスを拡充したり、新しいプレミアムカードを発行したりするなど、カード業界においてプレミアムカード戦略を強化する動きが相次いでいる。以前は希少性の高かった、10万円、20万円を超える高額年会費のカードが続々と登場しており、従来よりもアッパーなマーケットにアプローチする動きが活発だ。ダイナースクラブからすれば、富裕層を含め、非常に高額なカード利用をする会員がいるのは事実なので、各社がそこに狙いを定めてくることは理解できる」。

ただ、一口にプレミアムカードといっても、二つの方向性があると分析する。

「プレミアムカード市場における競争軸は二つあり、一つはポイントの還元率を高めたり、ポイントを高額利用に対するリワードとして提供したりすることで、利得性を前面に押し出したカード。いわば、比較的高い年会費は払うけれども、ポイントで取り返せるメリットがあるカードだ。対して、完全招待制のプレミアムカードのように、持ちたくてもなかなか持てない、憧れの対象となるレアなカードがある。高額な年会費をポイントで回収できるわけではないが、何か特別な価値を提供してくれることに期待して入会するカードだ」。

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