クレディセゾンがAIで目指すCSAX
クレディセゾンは2021年9月に、DX推進のアクションプランを「クレディセゾンのデジタルトランスフォ...

三菱UFJニコスは、大和総研と高精度な社内文書検索回答サービスの開発で共同研究を行った。共同研究の対象はRAG(検索拡張生成)と呼ばれる、社内情報や外部の最新情報を検索し、その情報を基に生成AIに回答させる技術だ。高い精度が確保できることが検証できたことから、大和総研は社内文書検索回答サービス「IntelligentSeek」(以下、インテリジェントシーク)を開発。三菱UFJニコスはファーストユーザーとして、社内文書検索回答サービスの利用を2025年2月に本格的に開始した。社員の問合せに対して、社内規程やマニュアルをRAGに検索させて回答するだけでなく、特定の業務に特化したユースケースも増えているという。こうした生成AI活用の成果を踏まえ、三菱UFJニコスは、生成AIをRPAや社内システムと連携し、業務プロセスを変革する新たなフェーズに進もうとしている。
三菱UFJニコスの生成AI活用は、大きく分けて三つのステップで進められている。
23年12月に外部のSaaSサービスで生成AIを活用し始めたのが第1ステップ。
生成AIの活用を希望する社員を公募し、約600人の社員がAIチャットを活用するようになった。
デジタル企画部デジタル企画グループの白滝亘次長は、「生成AIに対して興味・関心を持っている社員が試行的に使ってみて、いろいろな意見を吸い上げてきた」という。
パイロットテストに続く第2ステップでは、生成AIを安全に活用できる自社環境を整備し、全社展開した。24年11月に社内環境での利用を一部の社員で先行展開し、25年2月に三菱UFJニコスの全社員による活用が始まった。
自社環境を整備する一環として導入したのが、大和総研のインテリジェントシークだった。
生成AI/インテリジェントシークを導入したことによって、三菱UFJニコスの社員は社内規程や手続、各種マニュアル、各種Q&AなどのドキュメントをRAGに検索させ、生成AIから回答を得ることができるようになった。
特定の業務に特化したユースケースも開拓してきた。例えば、国際ブランドにはさまざまなレギュレーションがあり、膨大なドキュメントがある。
しかも、英語のものが多いので、人が目で確認していくのは難易度が高い。そこで三菱UFJニコスでは、RAGが国際ブランドのドキュメントを検索できるようにした。
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