クレディセゾンがAIで目指すCSAX
クレディセゾンは2021年9月に、DX推進のアクションプランを「クレディセゾンのデジタルトランスフォ...

では、実際どのような使われ方がされているのだろうか。例えば、異動で新たに事務センターに配属された社員が、部署の業務について内容を確認するといったケースが考えられる。また、トラブル発生時に業務手続の該当箇所を素早く参照したいというニーズも考えられる。育児休暇の手続を調べるという場合もあるだろう。
インテリジェントシークには、定款、職務分掌、就業規則などの規程、カード発行に関する手続、不正取引発生加盟店検知などのマニュアル、勤怠、異動、出産・育児時の申請手順など人事関連の手続などの数千冊に及ぶドキュメントが格納されている。
社員が調べたい事柄を生成AIのプロンプトとして入力すれば、ドキュメントを検索し、該当する部分の情報を生成AIに連携し、生成AIが回答を作成する。
検証時の参考値では、「ユースケースにもよるが80~100%の高い精度を確保できていることが確認できた」(道家氏)という。手続関係の問合せであれば、ほぼ100%の正答率だった。規程も90%と比較的高い。
社員からは「知りたい情報が簡潔に表示され、素早く一目で把握できる」とか、「従来よりも圧倒的に早く、目的の情報にたどり着ける」といった評価の声が聞かれる。
全社員が使いこなすようになれば、全社的にかなりの業務時間を削減できる効果が期待できる。
現在RAGが検索できるようインテリジェントシークに取り込めているドキュメントは、全体のほんの一部だという。やはり、RAG適性が比較的高いワード形式のドキュメントが中心だ。
エクセル、パワーポイント、PDFなどのファイルをどう取り込んでいくかが、今後の課題だという。
白滝次長は「RAGが検索できるドキュメントを今後も増やし、RAGで対応できる範囲を拡大していきたい。そうすることで、効率化できる業務の範囲を広げることができる」と展望する。
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